求めるだけでは

始まらない。
私を好きと言って擦り寄ってきたカラ松也がいた。中身事情も聞いてくれた。悪い奴では無いのは見ていて分かったが、然し、否定的な言葉が多かった。

例えば、私の事が好きだと言っていた時
「お前には幸せになって欲しい」
「俺じゃ幸せにできない」
「ごめんな、こんなやつで」
「嫌ってくれ」
的なことをひたすら繰り返してきていた。流石に聞く方も頭にくるわけで。

何故なら、お前、自分の事しか頭にないじゃん。
告白しといて嫌ってくれ?好きな人と幸せに?
お前が苦しいが故に逃げた言葉だろう。
幸せになって欲しい、は一見良い言葉に聞こえるかも知れないが、その理由が理由だから心には不快感しか残らなかった。
俺はずっと君が幸せになれる手助け、というか、君が前向きになれるよう支えていた筈だ。
俺が今彼との中に思う大事なことは、離れること。
離れないときっとわからないと思った。
これでいいと思う。まだ好きだったらおいで。